球磨川流域の皆様へ:ゆるり 福岡、西中洲の和食、日本料理


今回の豪雨で被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

一日も早い復旧、復興をお祈りしております。

私も昔、人吉に住んでおりました。もう40数年前、幼稚園の頃です。

父親の仕事の関係で数年おきに近畿と九州を行き来しておりました。

今は福岡での生活が一番長くなりましたが、「あなたの故郷は?」と聞かれると、「滋賀の大津市」そして「熊本の人吉」と感じます。

誰か知り合いがいる、親戚がいるわけではありません。

「いつか戻りたい、住んでみたい」と思う場所だからです。

とくに人吉はそのように感じます。

小さかったので街の様子や地理などはあまり覚えていません。

住んでいたところ(西間上町だったと思う)から球磨川に架かる橋を渡って当時の国鉄「人吉駅」に行ったこと、家の近くに営林署の材木置き場があった事、ちょっと歩いた所にレストラン「フレール」と鰻屋さんがあった事、くらいしか記憶には残っていません。

因みにレストランでは「ボンゴレ」ばっかり食べていました、毎回それ。

ただ、とても美しい所だったのが印象深く、今では一種の憧れすら抱きます。

綺麗な水、近所のお兄さん達が鯰や鯉、鮎なんかを捕まえていた光景や、蛍が飛び交う家の裏手の田園、夏には庭にスイカの皮を置いておくとカブト虫やクワガタが集まったり。冬場の少し雪深い風景も子供ながらにお気に入りでした。

ここ数年、豪雨での被害だけでなく、地震の被害もありました。そしてコロナの問題もあります。普段の市民生活は勿論ですが、観光業などにも大きくない被害がある事は否めません。大変な時期だとは思いますが是非また美しい人吉を取り戻していただきたいと切に思い、願っています。

自分が出来る事は限られていますし、正直言えば何が出来るかも定かではありませんが、何かしら少しでも復旧、復興のお手伝いをするつもりです。

そしていつか人吉を訪ねたいと思います。

ゆるり 森 二郎