ひとりごと

最近の私。:日本料理ゆるり

最近の私。謎の行動の一部始終。

Googleさんから来るお手紙。「Googleマイビジネスの投稿はお店の営業内容に合致したものを・・・、お客様が知りたい情報を・・・云々かんぬん」

簡単に言おう、ほぼ休業しております(笑)

それ以外有益な情報はありません、が、一々言わんでもそんな事は皆さん大体わかってる。確かに公開しておいた方が親切ではあるとは思う。

「酒を出してくれる店」「時短営業してない店」を必死に探しまくってる人もいるのであろう。としても大っぴらに「酒も出すし、時短もしない」とネット上に書く店は少ないかと。店舗の表に潔く書いてある店はたまに見かけるかな。

たまに電話で「酒出してくれるなら予約してあげるのに」みたいなことを言われたり、前回の緊急事態宣言の時は「お酒の提供はできませんよ」とお伝えしておいても来るや否やで「生ビール」とかのたまう方もいたなぁ。

笑えるといえば笑えるが、笑えんといえば笑えん。

愚痴はここまで。

1,天然鮎を買いまくる。

日田産、三隈川産、筑後川産、合わせて30本ほど。自分で食べたり、後輩に食わせたり、常連さんにあげたり、残りは真空パックして冷凍。そのうち大放出する予定。

2,天然うなぎを買いまくる。

産地は忘れましたが、まあまあ買いました。面白がって後輩に食わせる、常連さんにあげる、端っこだけ自分で食べる。通常営業ができた三週間は「天然うなぎ強調週間」と勝手に決めて使いまくったのですが、やや余ったのでこれまた真空冷凍。

3,天然あわびを買いまくる。

ちょいちょい買って笑える量になってしまった感じ。全部蒸あわびにして、どのコースにもねじ込む、が、使える量にも限りがあるのでこれも常連ズにあげる、身内に送りまくる、それでも買い続けて真空、冷凍庫行。

4,5k位の天然アラを買う。

解体して全部、常連さんに送り付ける。それでも無くならないので常連さんの実家にも送る。ついでにそれなりの大きさの「のどぐろ」も一本ずつ入れて送る。押し売りではない、銭は一切もらってない。

5,酒の提供もしてないし、夜は完全休業中なのに酒屋に酒を注文する。

ゆるり: 日本酒、おすすめ4本ほど。

酒屋さん: ゆるりさん、営業してるんですか?

ゆるり: いや、休業中。

酒屋さん: ご自宅用ですか?

ゆるり: 二升も一人で飲んだら立派なアル中でしょ(笑)配り散らかすんや!

ということでこれまた常連さんに配りまくり。天然アラと一緒に送り付ける。

そしてこうお伝えするのです。

お酒が欲しいときは「ほしくま酒店さんにご連絡を!」と。

なぜこんな謎行動を繰り返すのか?

儲からない?損をする?媚びを売りたい?

違います。そんな事はどうでもいいのです。

このつまらない状況へのちょっとした反抗だ。

酒を売るな、時短営業しろ、できれば営業するな。政治家さん達もどうしていいかわからんのよ、てんぱって。確かに頼りなくは感じるけど。

付き合いのある店の人がしんどそうな顔をしてるのは、本当につまらない、面白くない。

うちの店なんてな、魚屋さんと酒屋さん頼みの店なんだよ、いつも助けてもらってるのは「うちの店」だと自覚してる。だから「今こんなときだからこそ、買う」でも「常連さんだからといって押し売り」はしたくないから「配る」。

商売下手は元々の性分や、仕方ない。だから「配る」。

知り合いが言ってたよ、「休業中に旅行に行こう(笑)、協力金出るし」。丸川先生曰く「不要不急の判断は各々で」。だから旅行にいこうが勝手にすれば良いが、僕の金の使い方はそこじゃない、ってだけで。

確かに「僕が一人、魚を、酒を買ったとしても微々たるもの」だし、景気が浮揚するわけでもなし、付き合いのあるお店がむっちゃ儲かるわけでもない。

そんなことはわかっているから「ちょっとした反抗」って表現をしています。

仕入れ先の方々、常連さんにちょっと喜んでもらえればそれで満足です。

「返報性の法則」っていうもんがあるなら、これこそが正にそれだと個人的には考えます。

お世話になっている常連さん、仕入れ先の皆さん、いつもありがとうございます。

今回、都合が合わずにお渡しできなかった常連の皆様、またご連絡差し上げます。

その時はお付き合いのほど宜しくお願い致します。

日本料理ゆるり 森 二郎

追伸:このブログを読んで「タダで酒とか魚とかくれるらしいよ」って変な解釈はしないでくださいね。「これまでお世話になった方々」に「モリジロウの暴挙」にお付き合いいただいているというお話です。あしからず。