「少量でもやりますよ|福岡、西中洲の和食日本料理 ゆるり」


鯛めしと鰆のお弁当を二つ。
午前中はこれだけ。午後はそこそこの数作る。「二個とか断れば?」という同業者もいる。
確かに2個のために仕込みする、仕入れをするのは「効率的」ではない。が、自分は作る、例え一個でも。さすがに配達は無理なのでお店に取りに来ていただく。大型店舗やお弁当屋さんは「効率」よく仕事をすることで成り立っている。仕込みや作業をパートさんやアルバイトさんでもできるように細かくマニュアル化したり、レシピ化したり、ある程度は「誰でもできる」ようにすることで、大人数や大量注文をメインにこなしている。

ゆるりは小箱なので「効率」より「小回り」。
なので、お店の料理もお弁当もどちらも必要な分だけを作る。お弁当に関してはある程度内容を決めているので、レシピ化したりマニュアル化もできるかもしれないが、作るのが「自分」なので必要がない(笑)。
お店の料理に至っては、「素材」と相談しないと「献立」すら決まらないので、レシピもマニュアルも当然のことながら存在しない。正直に言えば、レシピなんてものは、「ただの目安」であって「目的の味」とは必ずしも一致するものではない。自分の場合は「店の味」をレシピや他人に任せる度量は無い(笑)。

「効率」にしろ「小回り」にしろ、一番大事なことは、「最適化」。状況に応じて最適な方法であれば良い。

ゆるりには手が掛かったとしても「小回り」が最適なので、「OK、少なくてもやりますよ。」となる。
自分の仕事は「小回り」の積み重ねでできている。

追伸:お弁当の盛り込みのためクーラーをつけて仕事をしたためか鼻水が出てきた。風邪ひかないように気をつけよ。

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西中洲の和食「ゆるり」
接待やお祝いのお席に、個室でゆっくりとお食事をお楽しみください。
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