「海老芋と棒鱈｜福岡、西中洲の和食、日本料理　ゆるり」

地味な京料理、「海老芋と棒鱈の炊き合わせ」。
乾物の鱈と海老芋を一緒に炊いた料理で海老芋が高価だった昔はお正月等の時別な時にだけ作っていたようです。

京都には芋棒(確か商標登録されている）で有名なお店さんもありますね。
福岡ではあまり馴染みが無い料理ですがほっこりした味が何とも言えず良い味なので冬が近くなるとたまに作ります。

お芋さんは煮崩れしやすく、棒鱈は煮えにくいので一緒に煮ると大変なことになりそうですが、芋から出る灰汁が棒鱈を柔らかくし、棒鱈から出る成分が芋を包み込み煮崩れを防ぐそうです。昔の人はその様な事を暮らしの中から見つけ出し、今に伝えていると思うとちょっと感動ものです。

棒鱈は普通の魚の煮付けとはまた違った、そうですね、例えるなら「魚版の高野豆腐」みたいな感じでしょうか。美味しい出汁を上手く吸い込む感じです。鱈が柔らかく煮上がるのでしっとり、ねっとりした海老芋との相性はばっちりです。

アツアツを器に盛り付けて、黄柚子を少し。
一味変わった冬の味を楽しんでいただきたい。

追伸：最近やっと冬らしくなってきました。早く美味しい鰤が食べたいなー。

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西中洲の和食「ゆるり」

接待やお祝いのお席に、個室でゆっくりとお食事をお楽しみください。

福岡県福岡市中央区西中洲1-14 プロスペリタ西中洲4F
TEL:092-725-6870(完全予約制）
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