「花山葵とたらの芽|福岡、西中洲の和食、日本料理 ゆるり」


春の味天然のタラの芽と花山葵を仕入れました。

タラの芽のほろ苦さ、花山葵の清涼感のある辛さは春の味そのものです。何とも風流な和食らしい感じ方だと思いませんか?

筍、土筆などの春野菜には灰汁が付きものですが、それと同じくらい「風味」があります。上手く「灰汁」を抜いて「風味」を残す調理を心掛けたいものです。

花山葵は「辛味」が命ですがさほど手の掛かるわけでもありません。

洗ってから2cmほどに切ります。
ボールに入れてから多めの熱湯をかけます。
ツーンと辛味がたったらザルで湯を切って冷蔵庫(冷凍庫でも可)で粗熱をとります。
冷えたら絞って水気を取り密封容器に入れます。

後はお好みで醤油漬けにしたり白和えにしたりして楽しめます。

山葵の辛味成分は熱に弱く、水溶性なので沸騰したお湯に入れてボイルして、氷水に落とすという方法はあまり良くないようです。
もともと辛味が弱い物もありますが「辛味が出ない」場合はそういった事が原因の一部だと考えられます。

タラの芽は王道はやはり「天婦羅」でしょうか。鮮度が良い物は「お浸し」もおすすめです。固い所はとってしまい、柔らかい所をだけ贅沢に食べて貰いたいものです。

ちょっとした「ほろ苦さ」も清々しい「辛味」も春にしか出会うことができない季節の味。

春を感じる一つの方法だと思います。

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西中洲の和食「ゆるり」
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